糖尿病連携手帳ってなに?

岡村院長
糖尿病連携手帳はお持ちですか?

岡村院長
糖尿病連携手帳をご存知ですか? この手帳は日本糖尿病協会が発行する物で、いろんな医療機関が糖尿病の状態を共有するために作られた物です。

岡村院長
そのページをめくっていくと、糖尿病という病気に対してはいろんな立場のスタッフが関わって行く事を絵にしたページがあります。

 

岡村院長
そして後ろの方のページに眼科と歯科が書き込むページがあるんです。

岡村院長
どうしてこんなページがわざわざ設けられているのでしょう?
理由は簡単、この2つに糖尿病の併存症(合併症)が早く現れやすいのです。

ところで、何故健康な歯ぐきはピンク色なのでしょう。それは歯ぐきの中を縦横無尽に走っている血管(毛細管)が透けて見えているからなんです。糖尿病という病気は血管が傷んで行く病気ですから当然歯ぐきの中のたくさんの血管も傷んできます。そして歯周病(歯槽膿漏)は悪化し、お口全体も弱ってくる可能性が出てくるのです。

ですから糖尿病連携手帳には歯科検診のページがあって検診や治療を促すようになっています。歯科医院からもアピールさせて下さい。お医者さんで糖尿病予備軍と言われた方はそこでくい止めるようどうか頑張ってください。
そして、糖尿病の方はぜひ歯科医院に相談にお越しください。